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STEINS;GATE 第13話 『形而上のネクローシス』

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(許さない……! 俺が……あいつを……!)

まゆりはもう動かない……。SERNの襲撃部隊がタイムマシンである電話レンジとその開発者を回収しに来て、まゆりは殺されてしまいました……。
まゆりと彼女を支える岡部を冷酷な目で見下す萌郁。このままでは岡部自身も危ない…。しかし岡部の目にはもう萌郁しか映っていませんでした。
まゆりを容赦なく殺したように、今度は自分がアイツを……そんな時、勢いよくラボに飛び込んできたのは鈴羽でした。懐に飛び込み、鋭い肘打ちを
浴びせ、次々に仮面の男たちを倒していきます。そうして男が落とした拳銃を拾い、それを萌郁に向け…「……42……ブラウン管……点灯済……」
その言葉の意味に気づいた紅莉栖が、急いで開発室の方へと駆け込むと、睨みあいをしていた鈴羽が発砲し時間を稼ぎます。「早くっ!」
そうしてモアッド・スネークを作動させ、辺りを蒸気で撹乱し、その間にタイムリープマシンのセッティングを開始する紅莉栖。しかしその隣では
岡部がヘッドギアを装着していました。「俺が行く!」「でもっ!もし失敗したら……」そんな事を考えている間もなく…装置が作動し……

「跳べよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっ!!!」
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――まゆりの祖母が亡くなったのは、まだ、まゆりが小学生の頃だった…。

まゆりは毎日墓参りを欠かさず、それは祖母が亡くなって半年経っても続いていました。昔からおばあちゃん子だったまゆりは、悲しみのあまり
失語症のような状態になっており、毎日祖母の墓に訪れ、墓前で形見の懐中時計を握りしめ、ひたすら空を見上げて過ごしていました。それはまるで
祖母が迎えに来るのを待っているように岡部には見えました。そんなある日、光が差したのです。レンブラント光線。天使の梯子とも呼ばれる光。
それに向かって手を伸ばすまゆりが引き込まれていくような…このまままゆりが消えてしまうような…そんな気がして、 岡部は彼女を抱きしめました。

『連れてなんて行かせない…。まゆりは俺の人質だ。人体実験の、生贄なんだ』

口をついて出たのは、昔まゆりと見ていたアニメのマッドサイエンティストの台詞。この日を境に岡部倫太郎は鳳凰院凶真を演じる事になったのです。

『そっか……まゆしぃはオカリンの人質なんだね…じゃあ…しょうがないね…』

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AD 2010.08.13 16:56(タイムリープ1回目)
タイムリープマシンは正常に稼動し、岡部の記憶は無事に襲撃事件前のケータイに送られました。時刻はもうすぐ5時。買い物に行く予定の時間…。
「まゆりは!?」5時前のまゆりは開発評議会(タイムリープマシンの完成パーティ)にルカ子を誘いに行くために柳林神社へと行っており、
岡部は紅莉栖とダルに開発評議会の中止と解散を命じてすぐにまゆりの後を追います。岡部の豹変ぶりを見て紅莉栖は何かに気づいたようですが…。

岡部はまゆりのケータイに電話をかけますが、留守番電話になっていて通じません。 この後、ラボにて起こってしまう悲劇…。警察に駆け込もうにも
信じてもらえるはずがありません。あと3時間でなんとかするしかない…。走ってようやく柳林神社に到着しますが、ルカ子の話によるとにまゆりは
30分前くらいにラボに戻ると行って出て行ってしまったようです。しかし世界線は変わっていないのだから、まゆりの行動も変わらないはず…。
必死に街中を捜し回っていると、紅莉栖から電話がかかってきます。『端的に答えて。アンタ、未来からタイムリープしてきたんじゃない?』
やはり、紅莉栖は感付いていました。しかしながら彼女に詳しく話している時間の猶予はありません。なるべくラボから逃げるようにと伝える岡部。

『変なことは…しないでね』

そうして電話を切ると、間もなく鈴羽がやってきます。丁度今まゆりからパーティーに誘われたらしく、岡部はすぐさま彼女が来た方へと向かいます。

「ねぇ御茶ノ水ってどっちー!?綯が買い物行くから送ってかなきゃなんだけどー!」
「道なら交番で聞け!それと、送ったらお前も戻ってくるな!」

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辺りはすっかり暗くなった頃、岡部はようやく一番星に手を向けているまゆりを発見します。すぐさま彼女の手を掴み、「いいから言うことを聞け!」
と問答無用でまゆりを連れていこうとする岡部。「まゆしぃは…、よくわからないのです」いつもと違って今日の岡部は本当にわからない…。
そうして悲しそうな顔をするまゆりに、岡部は今は時間がない。詳しいことはあとでちゃんと話すから今は言うとおりにして欲しいと優しく諭します。

二人で駅へと向かいますが、そこは人で溢れていました。帰宅ラッシュの時間だからと岡部は言いますが、ホームに人がいる様子はありません。
そこで思い出したのは、あの爆破予告のニュース。それによる電車の運転再開の目処は未だにたっておりません。「なんて迂闊な…。こんな時に…」
それならばとすぐに地下鉄に向かおうとしますが、その瞬間に「岡部…倫太郎だな?」と何者かが岡部の背後から銃口を突きつけてきました。
一緒に来てもらうと言われ絶体絶命の事態に陥る岡部。しかし電車待ちでイライラした一般人に突き飛ばされ、運よく隙が生まれます。「走れ!」
その声と共に岡部とまゆりは全力で逃げ出します。追いかけてきた男達に自分が捕まっても、まゆりには逃げるよう叫び……そして………

――――衝撃。

懐中時計が割れ、車道には血が流れます。車に撥ねられ…まゆりは…また死んだ…。車からは萌郁が姿を現し、携帯で誰かと連絡を取ります。
怒りに震える岡部は、自分を取り押さえる男を突き飛ばし、ラボへと駆け戻りました。「殺させない!まゆり!絶対に助けてやる!」
止まっている砂時計。止まった時間を再び動かすために、定められた運命に抗うように、岡部は再びタイムリープマシンを起動させ――

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AD 2010.08.13 16:17(タイムリープ2回目)
岡部は紅莉栖たちに余計な心配をさせないために、ミスターブラウンが今晩ラボに乗りこんでくるという嘘をついてパーティーの中止を発表しました。
とにかく今はみんなをラボから遠ざけるのが先、ということでまゆりを探しに外へ飛び出した岡部ですが、どうしても時間がかかってしまいます。
「ルカ子!俺だ!岡部だ!」ということで、岡部はルカ子に連絡をかけ、今まさに帰ろうとしているまゆりをそこに留めさせるように言いつけます。

「まゆり!」「あ、オカリン。トゥットゥルー♪」まゆりはこれからレイヤーのふぶきちゃんのコスを直してからラボに帰る予定だったのだとか…。
ともかく、岡部はパーティーが中止…ではなく、延期になったということを伝えます。そして大至急の用があると言って、まゆりを連れていくことに。
二人きりで旅行だなんてと、頬を染めるルカ子に別れを告げ、二人は地下鉄へと向かいます。そして互いに繋いだ手を見てふとまゆりは言います。
「なんか、こうやってオカリンに引っ張られて歩くの、すごい久しぶりだね」「ああ…」そして信号が青になり横断歩道を渡ろうとした際、
岡部は車道に車を止めているサングラスをかけた怪しい男を発見し、見つからないように迂回して走りまわっているうちに陽が落ちてしまいました。

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2010.08.13 19:50
辺りがすっかり暗くなった頃、岡部とまゆりはようやく御茶ノ水の地下鉄駅までたどり着きました。そうして警戒しつつ地下へ向かおうとした時に
岡部の携帯が鳴ります。それは何があったのかと説明を求める紅莉栖からのメールで、一安心の岡部。階段をおりて二人は電車を待ちます。

「あれー。まゆしぃの懐中止まっちゃってるー。おかしいなぁ…さっきねじ巻いたばっかりなのに…」

総武線が止まっているため、ここ御茶ノ水駅は人で溢れていました。まゆりは岡部に色々と訊きたいことがあるものの、今は我慢すると言います。
その代わり、終わったら全部聞かせる。それを約束し、岡部はまゆりの手を強く握りました。「ごめんね…オカリンの力になれなくてごめんね…」

「パーティー……いつかやろうな」「うん…いつか…」

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2010.08.13 19:59
「まゆりおねえちゃーん!」聞こえてきたのは幼気な少女の声。後ろから駆けてきたのは綯であり…岡部の視界からまゆりが消えました。
ドンッと、思い切り何かがぶつかるような感じがし…まゆりの身体が線路へと躍り出ました。その直後、ホームへと猛スピードで電車が突っ込み…


ギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャ…
鋼鉄の軋む音がホームに響き渡り…まゆりは電車に撥ねられた…

 
「…わざとじゃないの……。 私…、おねえちゃんを、ビックリさせようと思って……」

騒然となる駅のホーム。SERNから逃げ切ってもなお、救うことができなかった理不尽なまゆりの死の連続…。壊れた懐中時計を拾い上げる岡部。

「殺させない……。まゆりは……俺が……助ける…!」


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