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花咲くいろは 第01話 『十六歳、春、まだつぼみ』


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P.A.WORKS 10周年記念アニメーション作品『花咲くいろは』

なんとなく期待してたアニメなんですが、他のアニメと毛色がまったく違って、どちらかといえば昼ドラをアニメ化したみたいな感じ…。
でも温泉旅館が舞台のこのアニメを見ていたらなんとなくですが、千と千尋の神隠しを思い出しました。千と千尋は主人公が厳しい温泉旅館で働き、
大きく成長するという話で、どことなく似ているところがありますよね。同い年の女の子二人と一緒に働く点と学校に通うという点が異なりますが。
まだ1話でははっきりしないところも多いですが、恋愛と成長が大きなテーマのひとつのような感じがしました。

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始まりは電子レンジの中。主人公・松前緒花と小説家の母の会話から。母を驚かせようと緒花は考えたアイデアを話しますが、まだまだのようで。
そこで母の彼氏からの電話…。緒花はうんざりみたいです。緒花母はとんでもないロクデナシというのがこの描写から伺えます…。

学校、緒花と”こうちゃん”こと孝一との、のんびりした会話。緒花はコーンスープのへばりついたコーンの取り方を孝一に訊きながら
一生懸命にコーンをとろうとしています。孝一は水を入れて取る方法を提案しますが変な人と言われ、最終的には別のコップに移してコーンだけ
箸で拾うという気が短いようで凄まじく長い方法を思いついたり、ああそういう性格の子なんだなぁというのはよく分かりました。
そして下校。孝一は2年の選択科目や進路のことを緒花に問いますが、彼女はまだ決めていなかったようです。行き当たりばったりの人生。
そういうことを続けていればいずれは身を滅ぼすことになりかねませんが、緒花はそれもドラマチックでいいと言います。

「何てつまんない景色。ビルに切り取られたちっぽけな空。
        ぎゅう詰めの電車に乗って、オレンジ色に染まる街を仮初の逃避行。」

詩的なことをいいますが、緒花も緒花で進路に悩んでいるようです。母親という反面教師と暮らしてきた緒花は現実的な考えしか持てず
だから結局手堅く働いて26くらいに結婚して…そういった堅実な人生設計を思い描いているようです。2人ともまだこの時が続くと思っていました。

そして孝一と別れ、一人になった緒花は、ノスタルジックな雰囲気を醸し出す通りを歩いていました。夕暮れの街の風景が素晴らしいです…。
「この時間だけは好き。灯り、ぽつぽつって、私の行く先を照らしてくれてる。未来まで続いてたらいい。そして、今の自分じゃない、
もっと素敵な自分に辿りつけたらいい」
と大好きな風景に緒花はいつかどこかにたどり着けたらと、この時もまだのんびり構えていました。

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 ですが帰ったら状況が一変していて…。なんと緒花母の彼氏が借金を作ってしまい、今夜のうちに夜逃げすることになってしまいます。
でも緒花は今まで母親に色々巻き込まれてきたせいか割と冷静に受け入れていました。これはこれで今と違う自分になれるチャンスかもしれない。
確かにそうですが、こんな状況でそれだけポジティブに物事を考えることができるのならば将来有望といったところでしょう。
緒花もついていくつもりでしたが、母親は緒花を連れて行く気はないようで…。「夜逃げに子供連れまわす親なんていないって」と笑います。
じゃあどうするのかと言うと、緒花母は一枚の紙切れを出し、喜翆荘(きっすいそう)という祖母がいる旅館へ緒花を行かせようとします。
こうして緒花はいきなり今までとはまったく違う環境に放り出されることになってしまいました…。

で、現地に行く前に孝一へこのことを報告。「緒花。そんな悲観しねぇで……」と孝一は言いかけたものの、彼女はそんなに悲観していませんでした。
むしろ旅館で暮らすというドラマチックな展開に心躍らせているようです。そんな緒花を見ると、孝一としては残念な気持ちの方が勝るのでしょう。

「俺はさ、へばりついたコーンを水浸しにして取るような男だ」

焦らない、気が長いタイプ。しかし、それが間違いであったと孝一は気付きます。今しかチャンスはない、だから彼はハッキリと宣言します。

「言います、好きでした!ずっと。松前緒花が好きでした!」

いきなりの告白。緒花は照れますが孝一は真剣でした。ですが答える間もなく孝一は恥ずかしがって、行って来いとだけ伝えると逃げてしまいます。
こうして離れ離れになってしまう二人。果たして緒花が孝一に返事を出すときはくるんでしょうか…?
 

『車窓の景色は心模様』

ぱっとしない景色であるし、トンネルに入ってから車窓に映る緒花の顔もぱっとしません。緒花は今までと違う自分になりたいと考えていたものの
今までと違う孝一の顔を見たら…それが今の浮かない表情に繋がっているのでしょう。そんな緒花に、相席のおばあちゃんがアメちゃんをくれます。
アメちゃんとか言ってくれるおばあちゃんに一度でいいから会いたかったと緒花の心に光が差し込んだのに同調して、
車窓からは天使の階段が見えてきます。大きな海に繋がったそれは実に綺麗な光景。緒花の心もトンネルから抜けて綺麗に洗われたのかな。

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「なんてことでしょう! こんな舞台って…!」

湯乃鷺で下車し、ついに喜翆荘へと到着した緒花。風景も素晴らしく、とっても素敵な旅館を前に、彼女は感動していました。
そして旅館前の不釣り合いな雑草を引き抜いていたところで、緒花の前に綺麗な女の子が現れます。その女の子は緒花に手を差し出し、そして…

「死ね」

死ねと言ったのです。どうやら緒花が草を引っこ抜いたことに対して怒っていたようです。いきなりショッキングな展開にちょっとビックリ。
どうやら緒花が引っこ抜こうとした草はその女の子が育てていたノビルという食用草でした。まあこれは怒られて仕方がなかったかも…。
そしてそこにおばあちゃんも出てきますが、受け取るようにといったのはバケツと雑巾…。さっきまでのキラキラした空気はどこに…?

さっそく廊下の雑巾がけを任され、今日から緒花は従業員となります。ここの女将である四十万スイにとって、他人にやった娘の子なんざ
孫も犬猫も一緒とのことで、もちろん緒花には未来の若女将なんていう話もなく、ただの雑用係としてここで働き、高校出た後も勝手にしろという話。
働いた分だけ給料は出ますが、粗相をしたら給料から差っ引かれる。いきなり大変厳しい生活が彼女を待ち構えていました。

ここからはキャラ紹介的な流れに。働く緒花に旅館の従業員の一人・縁がちょっかいを出してきます。彼はどうやら緒花母の弟だったようです。
その後緒花はまた連れて行かれ、先輩に事情を聞かれ疲れ気味に…。他にも色々なキャラが出てきたりと、めまぐるしい展開が続きます…。
緒花が16歳であることを確認されたところで、ここに来て最初に会った二人と再び遭遇します。民子と菜子。緒花も含めて3人とも同い年とのことで、
緒花の案内は彼女たちに引き継がれることに。ですが会話が続かず気まずい空気に…。そんな状況に緒花もさすがにマイナス思考に…。
そして夜になった頃、厨房の前を通りかかる緒花。その時、板前見習いをしている民子が板前の徹に怒られていました。

「ちょっと言い過ぎだと思いますけど…。怒ってばかりじゃ、子供は伸びませんよ」

関係ない緒花がそこに割って入りますが、また民子の機嫌を損ねてしまうことに…。しかも徹にも厨房に口を挟むなと言われてしまいます…。
やることなすこと全てが逆効果…昼ドラってこんな感じだろうなと思いますが、なんだか滅入りますね……。大変な世界に入ったものです。
こうしてめまぐるしい1日が終わりました。一人で部屋にいる中、一通のメールが…。孝一かと思い素早く反応した緒花でしたが、残念ながら母親から。
あちらは呑気なようで、むしろ見ているこっちの方がふつふつと怒りが…。そして孝一のことを気にかける緒花…。女の子として色々複雑なようです。

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翌朝。緒花が部屋を出てみると、外では民子がジャガイモの皮を剥いていました。緒花より遅く寝たはずなのに、早く起きて仕事をおこなっている。
それがこの世界での常識なのでしょうが、緒花もそんな民子のために、布団を干してあげることにします。
そんな彼女に興味を持つとある客がいました……その男に気をとられていると、干した布団がずり落ちて真下にいた客の上に落ちてしまいました。
早くもトラブル発生!…で、おばあちゃんと一緒にお客さんに迷惑をかけたと謝りに行くことに。謝ったことでお客さんは許してくれますが、
おばあちゃんことスイが許すはずはなく…その後やっぱり叱られることに。客商売はシビアですね…。旅館商売はお客様が第一。
自分たちは二の次以下どころか、自分たちの番は永遠に来ないと考えなければならない。
と言うスイに緒花はその考えはどうなのかと問いかけます。

「お客さんはもちろん大事だと思うけど、頑張ってる人を労うっていうか……そういうのも大事だと思います。」

正論ですが、おばあちゃんは何も言わず、そこに同じく呼び出された民子がやってきます。そして、彼女はスイからいきなりビンタを喰らいます。

「あんたの布団を干すために、こいつはお客様に失礼したんだとさ。
              自分の身の回りぐらい自分で手入れできなくてどうする!」

これは自分が叩かれるより辛いです…。でも確かにこれは理不尽ですが、お客様に迷惑がかかってしまえばそれは理不尽どころではなくなるのだから
あながち間違ってはいません。ですが緒花はそれは理不尽だと引き下がらず。そして自分もぶてとスイに申し出て彼女も叩かれることに。
しかもその倍以上に…。緒花、いきなりキツイ洗礼をうけてしまいました…。ですが彼女はそれでもめげず。

「ありがとうございました!」…ときちんと言うことができたところを見て、ああやっぱりこの子は本当は凄い子だなと改めて思いました。

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その後、緒花は民子に謝り、スイの言っていることがおかしいということの同意を得ようとします。しかし、民子は旅館側の人間です。
こちらのことを知らない緒花とはわけが違い、仕事をしにきたわけじゃないと返す緒花に向かって言います。

「あんたさぁ……死ね」

それでも仕事に励む緒花でしたが、それがなんだか悔しくてとうとう緒花は涙を…。ですがそれでもめげず、雑巾がけを続けます!
なぜなら彼女の旅館生活はまだ始まったばかりなのだから……。

しかしまぁ…なんだか1話は鬱に鬱を重ねたとことん鬱な展開続きで、見ているこちらもあまりいい気分とは言い難い感じでした。
実際仕事をするとこんなことは日常茶飯事なんでしょうが、女子高生が唐突に社会に放り出されるとこうなるのは当たり前といえばそうなりますよね。
なんかこれから見ていて心が荒まないかちょっと心配ですが、彼女の成長とともに救いがあると信じて視聴していきたいと思います…。

 

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