オールウェイズ-アニメ考察部-

まずスタートはOPで簡単にアニメ１期のおさらい。OPの曲だけ流しつつ映像は１期の映像を見せ、さらに解説をナレーションで加えていました。
後々にも関係しそうな箇所の映像を過不足なく抜き出していて、さすがプロというべきか。あと久々で気合入っているのか立木さんのナレが凄い。
そして本編突入。てっきり原作と同じように、帝愛の兵藤会長のスピーチから始まると思っていたのですが、それは全カットされていて、
カイジがパチンコ店から負けてヤケ気味に出て来る所から物語は始まります。カイジがイライラして蹴ったビールの空き缶がヤーさんの車に当たり、
怒って車から降りてきたヤーさん２人に追いかけられるものの、映画のカイジとは違ってダッシュで逃げてなんとか撒きます。
あの勝負以来すっかり不抜けてしまったカイジ。あの日、兵藤に敗れた時点でのカイジの借金は668万…更に闇医者による指と耳の縫合で200万
金利が加わり950万になり…数日前から帝愛グループから追われる身となってしまったようです。

場面は変わってこちらは遠藤さん。遠藤さんの方も遠藤さんの方で、カイジにギャンブルを斡旋した事で結果的に利根川派を失脚させてしまい、
現在では失踪した劣悪債務者と取り立てというドブさらいのような仕事をさせられていました。赤信号で車が停まった後、
ふと前の交差点を見やると、何とカイジが目の前を歩いているのを発見！カイジ、ニット帽かぶってサングラスまでしてるのに、一瞬でバレた件。

「カイジ…！」「あっ…遠藤さん…ッ！！」

車から降りた遠藤に呼び止められたカイジには警戒の色がまるでなく、むしろ「ラッキー！」などと口走っています。どうやらまた遠藤さんに
新しいギャンブルを紹介してもらおうと考えているようです。カイジの「紹介して下さいよ、ギャンブルゥ！！」の「ギャンブルゥ！！」の言い方が
最高にウザくて笑えます。それに対し、独り言のように「クズが…！！」と呟く遠藤。そうこうしているうちに車道が青信号となり、
後ろからクラクションを鳴らされ、カイジも遠藤の乗っていた車に乗り込むことになります。車の中でもまた「今度こそ絶対勝ってみせますよ！」
などと嬉々として言っているカイジですが、

「カイジくん…ありゃしねぇよ…勝つも負けるも………クズがぁ！！」

遠藤が叫んだ瞬間、隣の黒服に無理やり眠らされ、意識が遠のいていくカイジ。「降ろせ……おろへー…」「降ろへまへん」のやり取りは秀逸です。




























カイジは何処かわからない地の獄、不衛生で悪臭漂う場所の地下強制労働施設に連れてこられていました。帝愛の幹部達の地下核シェルターを兼ねた
超豪勢な地下王国作りだということで、働いている人達はカイジと同じ多額な負債を背負い確保された人達。作業が終わると脱衣にそしてシャワー。
食事はめざしとたくわんだけという貧しいもの…さらにE班23名で相部屋…朝５時サイレンの音で叩き起こされ部屋の掃除、朝食の後作業開始、
夕方まで働かされる始末。カイジはここで15年も働かされることになってしまいました。「地上で逃げ回る方がよっぽどましだ」と言うカイジ。
ここは監視カメラがあり、脱出不可能の地下要塞。唯一の希望は囚人達の労働意欲向上のために設けられた勤労奨励オプションだけです。
その中のひとつ、１日外出券。カイジはそれを目標に1発当てて1000万を返せると考えているようですが、その外出券を得るには50万ぺリカが必要。

「今日はお待ちかねの給料日でーす！！」

そしてE班班長こと大槻が労働手帳を片手に部屋に。カイジに手渡された初給料は９万1千ぺリカ。その価値は日本円の10分の1。1ヶ月でこれだけ。　
どうやら地下要塞だけ通用するお金みたいで、カイジの日当は3500円、そのうち2000円は借金の返済に充てられ、1150円が食費施設に飛んで…
というわけで稼ぎは一日350円×１ヶ月の9100円ということになります。目の前では娯楽のつまみのカートを運んできた班長達。
他の皆は労働のあとなのかここぞばかりにと買っていますが、カイジはこんな無駄なものにお金は使うのは馬鹿だと貯金していくことにするのですが…



















6ヶ月で54万ぺリカで届くと誓うカイジですが、胸のざわめきが治まらない様子。最初の月はどうにもできなかったけど、今ならポテチに缶コーヒーに
タバコにビールに焼き鳥、何でも欲しいものが買えると…。それを的確に見抜いて動き始めた班長。カイジのところにゆっくり向かっていくと
無理はいけないと、適度に自分を許す事が大事だと言い、カイジの初給料祝いと称してミニビール一本カイジにプレゼントします。

「犯罪的だっ……！うますぎるっ……！」

貰ったビールをあっという間に飲み干すカイジ。これ原作でもそうでしたが、やたらうまそうに見えますよね。萩原さんまた演技うまくなったな。
とにかく一度その味を知ってしまったカイジはもうとめられません。隣の人の焼き鳥が目に入り、今日だけなら大丈夫的な安易な考えで買い物へ…。
しかしそれを待ってましたとばかりに班長は焼き鳥を促し、欲望を解放しろみたいな後押しを…。結局カイジは衝動買いで飲み放題食べ放題…。

「明日からがんばるんじゃない、今日…今日だけがんばるんだ…！
今日をがんばった者…今日がんばり始めた者にのみ…明日が来るんだよ……！」

まんまと策に嵌ったカイジ。それを遠くから見つめていた班長は例の名言を口にします。ホント、カイジは追い詰められないと力出せないよなぁ…
まあそのダメダメなところが親近感湧くんだけれども。



















それで結局カイジは4万1千ぺリカをその日のうちに豪遊してしまいます。翌日のカイジは座禅を組んで昨日の豪遊に反省しているようでしたが、
しかし、七ヶ月ならときり良くと貯められるとまたビールを1本…。そこからまた火がつき二日続けて豪遊…！
これにはさすがに猛省するも、翌日、翌々日とちびちび使い続け、それで5日目には残金は400ぺリカ。柿ピーばら売り4回しか買えない状況に…。
給料日まで25日あり、つまみは柿ピーを一日半かけらという最悪の状況になってしまったことに絶望するカイジに再び班長が声をかけてきます。
自制が効かなくなったカイジに班長が持ちかけてきたのは給与の前借りの話。心はゴム鞠だから押さえつけると必ず跳ね返る。だからお金を借りて
今度こそ無理なく使っていけばいいと班長は言います。そしてとりあえず６割借りて、足りない分はギャンブルで勝てばいいと言う班長。

彼が持ちかけてきたギャンブルは、サイコロ賭博、チンチロリン
















圧倒的エンディングっ……！圧倒的放送事故っ……！


ちょｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗエンディング盛大に吹いたわっ！！一応後半出てきますが、この時点じゃこの女の人、誰かわからないよね？
第一期のエンディングは白竜さんでかなりカッコイイ感じに仕上がってて、今回も期待してたんですが、もう予想の遥かに斜め上をいってました…。
ツッコミどころ満載ですが、まだネタバレ入ってるような気がするので、突っ込めない自分。いろんな意味で今期一番のEDじゃないでしょうか？
あと本編に関しても特に文句はなかったし、破戒録は黙示録のように名言、名シーンが豊富だし、これからが楽しみです。