オールウェイズ-アニメ考察部-

桜の舞う季節、春。葵ヶ丘高校の校内を金属バットを持った少女が駆け抜けていました。彼女の名前はトオル。向かう先は大好きなるんちゃんの元。
そして当の本人のるんちゃん。誰からも好かれる明るいけどちょっと天然な性格の子で、男子の友達も多く、今日も数人の男子と楽しくおしゃべり。
その様子をるんちゃんの友達であるユー子とナギも温かく見守っていました。ユー子は関西弁の黒髪少女。ナギはメガネのツッコミ少女。
するとそこにバットを握り締め、階段を駆け上がってくるトオルの姿が…。彼女はバットを振り回すと、群がる男子をるんから遠ざけようとします。
どうやらこれはいつものことであるらしく、そんなトオルの様子をユー子もナギも「朝から精が出るね～」とのんびり見ていました。
「今日も小さいね～」とトオルの頭を撫でるナギと嫌がるトオル。そんな彼女の服を見ると、ドロドロに汚れています。転んだのかと理由尋ねると
「るんちゃんが…」と答えるトオル。まさかるんがイジメをしているのかと疑うナギでしたが、どうやらそういうことではないらしく、
るんの性格から、蝶々を追っかけて車に轢かれそうになったのを助けたからとのこと。何という天然な性格…。ナギも思わず「お前…偉いな…」
というわけで教室に入っていく、るん、ユー子、ナギの３人。あれ？クラス別なの？って思ったけど、トオルはひとつ年下だったんですね。



















思い出す過去。あれはトオルがるんちゃんと同じ高校に合格した日のこと。大好きなるんちゃんと同じ高校に無事合格することができたトオルは、
そのことを伝えるために、一番先にるんちゃんのところへと会いにいきます。るんちゃん喜んでくれるかなぁ…とドキドキしながら部屋のドアを開け、

「るんちゃん！るんちゃんと同じ高校に合格したよ！」

と勢いよく飛び込むと、そこに見えたのは、るんとユー子がただならぬ感じに向き合っている姿…。その衝撃的な光景に思わず真っ白に固まるトオル。
そしてそのままユー子を殴り、今のは何なのかとるんに詰め寄ります。しかしるんは「合格したの～？おめでと～」とあくまでマイペースです。
そんなことはどうでもいいからと言うトオルですが、るんは今日はトオルが来るかもっていうことで、トオルにユー子とナギを紹介したかったみたい。
しかし第一印象が最悪だったためにユー子のことを睨みつけるトオル。「さっきのはるんがくすぐってきたから…」と誤解を解くユー子ですが、
ユー子の胸を見てさらに機嫌を悪くしたトオルはユー子に襲い掛かります。それを「打ち解けて良かった～」と笑顔で見つめるるん…。
………そんな事を思い返しながら…トオルは１人、階下の１年生の教室へと帰っていきました。なんだかそれが寂しく見えて仕方がありません…。



















ようやく始まった授業。内容はどちらも選択授業について。一生懸命にメモをとるトオルとは打って変わって教室でうとうとと眠りこけるるん。
「るん、大丈夫かなぁ…」と隣で倒れそうになるるんを心配するユー子ですが、横に傾いてきたるんを支えようとして自分が転倒する羽目に…。
そしてお昼。まだトオルが来ていないのに、「トオル、ご飯食～べよ～！」と言うるん。その直後に聞こえていたかのようにトオルが現れます。
みんなで屋上でお弁当を食べることになりますが、るんが鶏肉好きだという話から、焼肉食べたいと言い出すユー子とナギ。
焼肉の焼けている音が聞こえてくるようだと言っていたら、ほんとにどこからかジュウジュウと音が。それはるんの携帯の着信音が焼肉の音でした。
さらにるんのお弁当の卵焼きをもらう(食べさせてもらう)ユー子。すると案の定、間に割り込んできたトオルから攻撃をくらってしまいます。

お弁当が終わって、教室に戻ったるんは、同じく教室に戻るために渡り廊下を走るトオルの姿を見つけ、手を振ります。それに気づいたトオルは
手を振り返しますが、さらに身を乗り出したために落ちそうになるるん。なんとかナギとユー子が足を抑えてくれたために無事でした。
そういえば、冒頭でも、るんが蝶々を追っかけて車にひかれそうになったとトオルが言ってたし、周りが注意していないとるんは大変なようです。

そんなこともあってか午後の授業では寝なかったるん。代わりにナギは眠そうで、眠気覚ましにということでユー子がアメをプレゼントします。
二人にあげた分で最後だったのですが、トオルにもアメをあげたいるんはアメをカッターで半分にしようとしますが砕けて飛び散ってしまいます。
そして放課後、トオルと一緒に帰ろうとしたら、トオルがアメの匂いに気付きます。どうやらユー子の持っていた空袋の匂いで気付いたようで…。
しかしながらもうアメを持っていないユー子はまた持ってくるからとひとまずトオルをなだめます。るんはべっこうアメが食べたい様子…。



















帰り道…。るん、ユー子、ナギの三人は選択授業の話で盛り上がっていますが、学年が違うことからなんとなく蚊帳の外で話題に入れないのトオル。
それに気づいたのか、気づいてないのか、るんが「トオルは１年の選択授業何取ったの？」とトオルに尋ねます。するとトオルは俯きながら…

「るんちゃんと…同じ授業受けたいな…るんちゃんと…」
「大丈夫、変わってないよ私達…」

トオルの気持ちに気づいたるんは、彼女のの肩に手を置き優しく答えます。「可愛いなぁ…トオルは。」「これからみんなでお茶でもせぇへん？」
ユー子もナギもトオルを可愛がっているようです。そして置いていかれ気味と感じていたトオルに「行こう。」と手を差し伸べるるん。
走り出す４人。ここでエンディングが…？と思ったらエンディングじゃなかった件！！完全にそういう雰囲気だったのに、ただの挿入歌かいっ！！















挿入歌明け。るんの周りにはには今日も男子がいっぱいです。「どんな話しとんのやろ？」と疑問に思うユー子ですが、るんが話している内容は
「ユー子ちゃんの３サイズ教えてよ。るんちゃん。」「秘密にしてね、上から88、57、87」という感じなのではないかと予想するナギ。
なぜ知っているのかということは置いといて、突然そそくさとはけていく男子たち。毎度のことなので一応、男子たちも学習はしているようで、
その直後にやっぱりトオルがバットもって現れます。「約束どおりアメ持ってきたで、後でみんなで食べような。」と笑顔で声をかけるユー子。
嬉しいのに…素直にありがとうと言えないトオルは照れ隠しにユー子に襲い掛かります。それを見つめるるんとナギ。るんは笑顔でこう言います。

「あの二人、ホントに仲良いね。」「そうだな。」

というわけで第一話はこんな感じでした。日常とは違ってこっちは本当の意味での日常でほのぼの系です。なかなか面白かったと思います。
キャラクターが全員可愛いんですよね。るんちゃん、ユー子、ナギ、そしてトオル。声優陣も豪華で雰囲気もいいので、これからも楽しみです。
ただ、あの途中に流れた挿入歌の意味っていったいなんだったんだろう…？